金春流能楽師山中一馬先生

       

 平成27年10月14日(水)、カピオで金春流能楽師山中一馬先生が、つくば市立桜並木学園の児童・生徒を対象に「能楽講座」行いました。これは、「豊かな心育成事業」の一環として、世界に冠たる「能楽」を肌で感じてもらおうとするものです。
 児童・生徒たちは、能に付いての説明を受けた後、舞台の上で能を体験したり、大鼓や小鼓など鳴り物などについての説明を受けたりしました。最後に能「高砂」を鑑賞しました。

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※今回の能「高砂」は半能(全部ではなく後シテが出場するところから)であったが、とても興味深く鑑賞することができた。能面「邯鄲男」もよかった。 
              平成27年10月15日 記


      

 平成27年2月3日(火)、つくば市立高山中学校で金春流能楽師山中一馬先生が、二年生全員を対象に「能楽講座」の授業を行いました。これは、高山中学校が「本物」を通して、伝統や文化を正しく生徒に伝えようとする教育方針の一環として行ったものです。
 山中一馬先生は、文部科学省より重要無形文化財総合指定保持者として認定され能楽界の重鎮として数々の舞台でシテを務めています。さらに学習院大学等でも指導に当たっています。「能楽講座」では、先生から能楽の成り立ち、歴史的背景、能面等について平易な言葉で説明がありました。また、普段接することのできない能面を間近で見られたことも大きな財産になったはずです。まさに、高山中学校が推進する「本物」を通して感性を磨くという教育方針と合致するものとなりました。高山中学校では、3月にノバホールで行われる能「土蜘蛛」(シテ 山中一馬先生)を鑑賞し、さらに集大成として修学旅行でも能楽(河村能舞台)を体験する学習を予定しています。
 この「能楽講座」の学習が、生徒たちが日本の伝統や文化に目を向ける濫觴(らんしょう)になるだろうと感じました。

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※平成14年県南生涯学習センターで開催された「能楽講座」(講師 山中一馬先生)に、半年参加した。一回一回の講座が、「能についての講義」と「謡(高砂)」で企画され、とても内容があり本当に勉強になるものであった。そして、その年の12月に先生の能「杜若」(矢来能楽堂)を鑑賞し、深く興味をもつようになった。 
         平成27年2月4日 記