詩経   

            詩経
 
  
温温(おんおん)たる恭人(きょうじん)はこれ徳の基(もと)なり。

  【口語訳】
 穏やかで慎み深く、人に対しては恭(うやうや)しいこと、それは徳の基である。
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※徳のある人は、周りの人から慕われ信頼される。今村復興大臣が更迭されることになった。「東日本大震災が東北でよかった」との弁は、どのようなことなのだろうか。多くの命を奪い人生を狂わした災禍を、そのように考えていたのかと思うと情けない。大臣になり、思い上がった言動が目に付く。更迭は、当然の帰結だろう。 

           平成29年4月26日 記


            詩経
 
  
言に匪(あら)ずんば言うなかれ、由に匪ずんば語るなかれ。

  【口語訳】
    根も葉もないことをみだりに口にするな。
     

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※根も葉もないことをつい言ってしまうのが、人間の姿か。しかも尾ひれを付けて。真実をしっかり見極めたいものである。詩経は「四書五経」の一つである。 

 四書は「論語」「大学」「中庸」「孟子」、五経は「易経」「書経」「詩経」「礼記」「春秋」をいう。とくに封建社会の中で広まりを見せた。
           平成27年7月31日 記