勤学文
勤学文(かんがくぶん)
司馬光 謂(い)う勿(なか)れ今日(こんにち)学ばずして来日(らいじつ)ありと。謂う勿れ今年(こんねん)学ばずして来年ありと。日月(じつげつ)逝(ゆ)きぬ、歳(とし)我と延びず。嗚呼(ああ)老いたり是れ誰れの愆(あやま)ちぞや。 【口語訳】 今日勉強しなくとも明日があると思ってはならない。また、今年勉強しなくとも来年があると思っていてはいけない。月日は早く過ぎ去るもので、歳月は自分と一緒に延びてはいかない。後年、ああ私が間違っていたと嘆いても、それは誰の過失でもない。自分自身が間違っていたのだ。 ----------------------------------------------------------------------- |