大伴旅人

    大伴 旅人

世の中は空しきものと知る時しいよよますます悲しかりけり
人もなき空しき家は草枕旅にまさりて苦しかりけり
吾妹子が植ゑし梅の木見るごとに心むせつつ涙し流る 
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※妻、大伴郎女(おおとものいらつめ)を亡くした悲しみを率直に詠った短歌である。当時人の死は、婉曲的に表現するのが通例であったが、大伴旅人は直接的に表現している。山上憶良との交流も知られている。大伴家持は、旅人の子どもである。 
          平成26年12月20日  記