王 翰  

 涼州詞 
           王 翰

葡萄の美酒夜光の杯
飲まんと欲すれば琵琶馬上に催す
酔うて沙場に臥すとも君笑うこと莫(なか)れ
古来征戦幾人か回(かえ)る

【口語訳】
名物の葡萄の美酒を、杯で飲もうとすると、馬上に琵琶の調べがかきならされる。たとえ、この砂漠に酔い伏すことがあっても、笑わないでくれ。明日の命も知れぬだ。

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※いつの時代にも愚かな戦いがあった。戦場に赴く人たちの心は、いかばかりであったろうか。くだらぬ為政者により、多くの人たちの人生がねじ曲げられる。

               平成27年4月19日 記