三島 由起夫

        三島由紀夫

益荒男がたばさむ太刀の鞘鳴りに幾とせ耐へて今日の初霜
散るをいとふ世にも人にもさきがけて散るこそ花と吹く小夜嵐 (さよあらし)
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※ 1970年(昭和45年)11月25日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地内東部方面総監部の総監室を森田必勝ら楯の会メンバー4名とともに訪れ、面談中に突如益田兼利総監を人質にして籠城した。その後、割腹して果てた。天才の名をほしいままにした死であった。当時、私は高校三年生、学校の校内放送(ラジオのニュース)で流れたのを記憶している。上記の短歌は、その時の辞世の句二首である。
 一方、国語教育について下記のように述べている。
「現代の教育で絶対にまちがつてゐることが一つある。それは古典主義教育の完全放棄である。古典の暗誦は、決して捨ててならない教育の根本であるのに、戦後の教育はそれを捨ててしまつた。ヨーロッパでもアメリカでも、古典の暗誦だけはちやんとやつてゐる。これだけは、どうでもかうでも、即刻復活すべし。」(文芸朝日)
この考えに誰が反論できようか。やはり次元が違う。
         平成29年1月17日 記