果樹

             柿へ自家製肥料
     
 柿の根元(根の先端で肥料を吸収するため)に穴を開け肥料を施しました。穴を穿つときは、マキタの電動穴開け機械を使用します。これはとても優れもので機動力があります。自家製の肥料(糠、油粕、魚粉、骨粉、蛎殻石灰、発酵菌が材料)をそこに投入しました。昨年の11月に土壌検査を行い、肥料の過不足が明瞭になりましたので、そのことも念頭に置いて実施しています。
           令和6年2月11日 記
 

  

                 葡萄の剪定
      
         剪定前           剪定後
 厳寒期が過ぎたら、葡萄の剪定を行います。伸びた枝を2芽もしくは1芽残して切ってしまう短梢剪定方法を取り入れています。これですと主枝だけが残り、すっきりとした姿になります。葡萄は芽がなくなってしまうと、そこから二度と芽が出ません。ですから、細心の注意を払って剪定を行います。
           令和6年2月10日 記
 



             柿の樹皮剥き
           
 柿の樹皮剥きが終わりました。樹皮の下には虫がいて食い荒らしたりカイガラムシが越冬したりしています。このカイガラムシが厄介で、春から活動し始め飛んできた雄と交尾をして増えていきます。ヘタの下に潜み柿の果汁を吸って生活し、排泄物からすす病が蔓延します。柿がすす病により真っ黒になり商品価値が下がります。それらを防ぐのが柿の樹皮剥きです。
           令和6年2月8日 記



             梅・柿・栗の剪定終了
           
 果樹(梅、柿、栗、)約280本の剪定が終了しました。12月上旬から始まり約1ケ月半かかりました。剪定は休眠期に入ってから行います。来年実を付けさせるための大切な作業です。
         令和6年2月7日 記



            柿「太秋」の剪定講習会に参加
            
 1月19日、柿「太秋」の剪定講習会が、石岡市八郷小畑地区の岡本果樹園で行われました。昨年の「太秋」品評会を受けて、さらに良い柿を作ろうとする有志の集まりです。今回は大玉にする剪定のやり方という考えで行われました。剪定の後は講義もあり、とても勉強になりました。
           令和6年1月28日 記
 



              柿オーナーの剪定
          
 1月17日、柿オーナーの草山さんが柿の剪定を行いました。剪定は今年の作柄を左右する大切な作業です。慣れた手つきで1時間ほどで終了しました。きっと大きな実を付けることでしょう。
           令和6年1月19日 記
 



              柿の皮むき始まる
          
 害虫対策の一環として、圧力洗浄機での柿の皮むき作業が始まりました。樹皮を食い荒らす小さな虫やカイガラムシの駆除を目標にしています。写真のように高圧の水の噴射でガサガサの表皮を削る作業です。厳寒の候ですから大変な仕事です。
           令和6年1月18日 記
 



            腐葉土を作る
         
 家の周りには、多くの落ち葉が出ます。柿、栗、葡萄、櫟(くぬぎ)、欅(けやき)などが葉を落とします。もちろん近隣の森や林からも大量に取得できます。これを集めて腐葉土を作っています。なんと言っても畑に入れるのは腐葉土が最も適していて、土の団粒化に寄与します。また、土壌の微生物の活動も活発になり、作物に良い影響を与えます。
         令和6年1月17日 記
 



              ふるさと納税の返礼品
             
            
返礼品を佐川急便に依頼する
 令和4年から「ふるさと納税の返礼品(柿)」を開始しました。現在、「さとふる」(かすみがうら市)と「ふるさとチョイス」(利根町)に登録しています。茨城県が「柿」と「葡萄」を茨城県共通返礼品にしているため、利根町にも登録しています。
 昨年の実績は、葡萄が51箱、柿が150箱でした。
           令和6年1月12日 記



             柿の肥料を自作する
     
 柿の基肥を自作しています。糠、油粕、魚粉、骨粉を発酵菌で発行させたものです。全ての材料を混ぜ、軽く握れるようになるまで水を入れ攪拌します。その後、土嚢袋に入れておくと発酵して熱を発するようになります。それを何度か取りだしてかき混ぜ空気に触れさせます。さらに発熱しなくなったらたら完成です。糠は生のまま柿に与えると発熱をして根を傷めてしまいますので、このような作業をします。ミネラル分が多い有機肥料、これを使うことにより甘い柿ができます。
           令和6年1月11日 記
 



              果樹の剪定始まる
          
 果樹が葉を落としましたので、剪定を始めました。剪定はとても大切な作業で、来年度の収穫に大きな影響を与えます。樹木は放っておくと収穫や剪定が困難になるほど大きくなってしまいます。そこで、切り戻しを行い、脚立や三脚をあまり利用しなくても、収穫や剪定が出来るようにしています。来年の姿を想像して剪定を行うことが大切です。
           令和5年12月25日 記
 



            教え子が柿狩りに来ました
            
 11月25日(土)、下稲吉中学校に勤務していた時の教え子が柿狩りに来ました。葡萄狩りや柿狩りにお嬢さんを連れてくるようになって7年目を迎えます。もちろん柿の県知事賞にも話は及びました。
           令和5年11月26日 記



            草山さんご夫妻の柿狩り
        
 11月24日(金)、草山さんご夫妻が柿狩りに来られました。毎年の恒例行事になっています。ご主人の草山さんは、先日の審査で剣道7段に合格したこともあり晴れ晴れとした表情をしていました。柿狩りの後はいつものようにティータイム、審査のことや家族のことなど話題は尽きませんでした。ご夫妻にはいつも癒やされております。
           令和5年11月25日 記



           千葉県旭市からの柿狩りのお客様
             
 11月22日(水)、千葉県旭市から2名の方が柿狩りに来られました。今年で6年目になります。近くの店に柿を搬入するとき「あんた柿作っているの」と声を掛けられたのが縁で、毎年来られます。1年に一回の出会いですが、とても楽しみにしています。
           令和5年11月24日 記



       柿「太秋」品評会のお礼に茨城県知事を表敬訪問
            
           大井川知事と県庁の応接室で 
 令和5年11月17日、柿「太秋」の品評会のお礼に大井川知事を表敬訪問しました。「みずほの村市場」の社長である長谷川会長、役員2名、知事賞の山崎の4名が参加しました。知事が柿のことなどを質問されるなど、和やかな訪問になりました。私の作った柿「太秋」をプレゼントました。
           令和5年11月17日 記



         柿「太秋」品評会で茨城県知事賞受賞
            
 令和5年10月21・22日、つくば市みずほの村市場で柿「太秋」の品評会が行われました。念願の知事賞(第一位)を受賞することが出来ました。これは柿作りの先輩たちの指導があったればこそと感謝しております。今後も美味しい柿作りに精進していきます。
           令和5年10月22日 記



           柿「早秋」の販売終了
            
 9月26日から始まった柿「早秋」の販売が、10月14日完売をもって終了しました。今年からつくばイオンの敷地内にあるエルフやふるさと納税の返礼品にも販路を広げたため、単価率が上がりました。葡萄も平行して販売をしているため、忙しさは極致に達しています。冬の剪定から少しずつ減らしていこうと考えています。
           令和5年10月15日記



             柿「早秋」色付く
             
 早生の品種「早秋」が色付き始めました。この柿は生理的落下が多く、収穫量が限定的です。また、病気にもかかりやすく管理するのに難しい品種です。色々と工夫しましたが、どうも上手くいきません。
            令和5年8月17日 記
  



             今日の葡萄の様子
       
         ナガノパープル        ピオーネ
       
          藤稔          シャインマスカット
 葡萄がさらに色付いてきました。葡萄は毎日世話が必要です。灌水、草取り(除草剤は使用せず)、脇芽取り(これが大切、怠ると大変なことになります)など、日々気が抜けません。カラス、ハクビシン、アライグマなどが虎視眈々と狙っています。お客様の手元に届けられるように今日も頑張っています。
           令和5年8月13日 記



             柿の日焼け
             
 今年の夏の強い陽差しにより、柿が日焼けを起こしています。摘蕾、摘果の時、極力下向きの柿を残して防ぐようにしていますが、全てがそのように出来るとはかぎりません。その帰結が写真のような日焼けとなって現われます。これでは売り物になりませんので、落として畑に埋めてしまいます。畑に埋めるのは、カラス等の餌にしないためです。
          令和5年8月12日 記



             柿畑の綱張り
             
 8月11日、柿オーナーの協力を得て、鳥の被害から柿を守るため柿畑に綱を張りました。これで大丈夫ですが、まだ安心はできません。アライグマやハクビシン対策として電気柵を設置しなければなりません。一つのものを製品として販売するのは、とても大変です。
          令和5年8月11日 記



             葡萄の飛び玉
           
 葡萄の色の変わり方には法則があります。まず、「飛び玉」と言われる1粒か2粒が最初に出現して、徐々に変化していきます。
 葡萄収穫までの過程は、およそ45日周期で確認できます。芽が出て45日で花が咲き、花が咲いて45日で色が付き始め、色が付いて45日で収獲できます。もちろん、自然のものですから天候や房の数等にも左右されます。写真の房ですと、9月中旬の収獲になります。
           令和5年7月20日 記



               栗「ポロタン」の様子
              
 栗「ポロタン」の現在の様子です。「ポロタン」「紫峰」「美玖里」の3品種を作っています。栗も「わくわく広場」に搬入していますが、大変良く売れます。しかし、虫の被害が多く半分は販売できません。昔から、栗は実入りが悪いと言われているそうです。
 

「ポロタン」の特徴(農研機構のホームページより)
 今までのニホングリは、おいしくても、渋皮がむけ難くて調理が大変であった。そんな悩みを解決したのがポロタンである。ポロタンの最大の特徴は、果実に傷をつけて軽く加熱するだけで、渋皮が簡単にむけることだ。 さらに、果実は大きく、甘くて、香りもあって美味しい。

「紫峰」の特徴(農研機構のホームページより)
 9月中下旬に収穫される多収性の中生品種でクリタマバチに対して強い抵抗性を示す。果実は28g前後の大果で帯円三角形を呈する。裂果及び双子果の発生は少なく、玉揃いも良い。果肉色は淡黄色で肉質は粉質である。甘味及び香気は中程度である。品種名の「紫峰」は育成地(茨城県つくば市)に近い筑波山の別名である。

「美玖里」の特徴(農研機構のホームページより)
 クリ新品種「美玖里」は、食味が優れる「秋峰」と晩生の「石鎚」を交雑して育成した中晩生種である。収量は「筑波」や「石鎚」と同程度で、大果で果肉の黄色味が強く良好で、食味が優れる。
           令和5年7月23日 記
   


             電気柵の設置
         
 アライグマとハクビシン対策として、今年も葡萄に電気柵を設置しました。この対策をしないと大変な被害が出ます。ソーラーの電気柵ですので、管理が便利です。夜だけ作動するように設定しています。
          令和5年7月22日 記



             風への備え
          
 強い風で柿の枝が折れるのを憂慮して写真のように支柱を立てました。以前、台風で木や枝が何本か折れました。その反省を生かしています。柿は実がしっかり付いているため風で落ちることはありませんが、反面そのことが木や枝が折れる原因にもなっています。なった実が風にあおられその重みを増し、木や枝に大きな負荷を掛けるようです。備えあれば憂い無しといったところです。1個の柿を商品化するのでさえ、とても大変です。
           令和5年7月8日 記



           柿の摘蕾(てきらい)と摘果(てきか)の違い
       
 摘蕾は一枝に付いた蕾の調整で、枝の先端と元から落とし、最終的に2つ乃至(ないし)3つにします。摘蕾は木梗(もっこう)が柔らかいため、手で行います。これを行うと大きな実になります。摘果は一枝に付ける実を決定する作業で、変形したものや上を向いているもの(ヘタと実の部分に水がたまり病気になり易い、また太陽の日射しに当たり焼けてしまう)を取り除きます。木梗が堅くなっているため鋏を使います。摘蕾は花の咲く前(例年5月20日過ぎに開花)、摘果は生理的落果が終了(6月中旬から下旬)してから行います。この地道な作業を怠ると、大きくて美味しい柿になりません。
           令和5年7月6日 記



               柿の摘果
      

 柿の生理的落果が終わり、本格的に摘果を行っています。向かって左側の写真には二つの実が付いていますが、それを一つにする作業です。形、傷、汚れ等がないか見極め、最終的に向かって右側の一果が残りました。なお、花が咲き終わった後に残る花殻(茶色いカサブタのようなもの)は、柿の表面を汚しますので、丁寧に取り除きます。
            令和5年7月5日 記



         果樹の売れ行きについて
       
 梅、葡萄、栗、柿と販売していますが、不思議なことに売れる時期が毎年重なっています。例えば、梅は6月に入るとぐっと売れ行きが違ってきます。6月に入り梅雨の雨音を聞くと、梅仕事をしなくてはと心がざわつくのでしょうか。葡萄は、お盆の頃、運動会や体育祭前が人気で、柿は9月の最後の土曜日・日曜日が最も売れます。つまり、日本人の体には、6月は梅仕事、8月のお盆には葡萄を仏前に、9月からは葡萄と柿を食べなければならないとする遺伝子が組み込まれているのでしょう。
            令和5年7月3日 記



             柿の夏剪定
          
 徒長枝(とちょうし)や余分な枝などを落とすのが、夏剪定です。これによって風通しが良くなり、病気や虫からの被害を少なくすることが出来ます。また、太陽の光を十分に受けさせ、来年の花芽を促します。夏剪定は、冬剪定と同じくらい大切です。
           令和5年7月2日 記



              葡萄膨らむ
      
          藤稔        シャインマスカット
      
       ナガノパープル          ピオーネ
 二回のジベレリン処理も終わり葡萄が大きくなってきました。これまで、枝の誘引、花穂整形、花房整形、脇芽取りなど非常に多忙な日々を過ごしました。脇芽取りは続きますが、若干房全体の整形をした後、袋を被せます。
           令和5年6月17日 記



           柿の生理的落果
         
 生理的落果とは「 物理的,人為的などの原因でなく,植物本来の性質によって自然に果実が落果すること」です。付けた多くの実を選別する木自身の作業です。摘蕾や摘果をしない木の下に多くの実が落下しているのを見たことがあると思いますが、それがまさに生理的落果です。摘蕾や摘果を行っても、写真のように落果があります。
           令和5年6月16日 記



           今年の梅の出来具合
          
 昨年は3月22日に積雪があり梅の出来具合に大きな影響を及ぼしました。今年はそのような影響もなく出来は良好です。南高梅も新しく植えた木が実を付け出すなど期待ができます。本日から、土浦・つくば・阿見のわくわく広場とJA霞ヶ浦で販売を始めます。また、「食べチョク」(インターネット通販サイト)と「さとふる」(かすみがうら市ふるさと納税返礼品)の予約も入っています。
           令和5年5月23日 記



             葡萄のジベレリン処理始まる
          
 葡萄(ピオーネ、藤稔、シャインマスカット、ナガノパープル)のジベレリン処理を始めました。25ppmのジベレリンと5ppmのフルメットを利用する「種なしと着粒安定」の作業です。花が満開になった時から3日以内に行います。満開から10~15日後、実を膨らませる二回目のジベレリン処理を行います。昨年より1週間ほど早い開始となりました。
          令和5年5月22日 記



           柿オーナーの摘蕾(てきらい)
     
 柿オーナーの二人が摘蕾を行いました。摘蕾とは、実を一枝に1個乃至(ないし)2個にする作業です。蕾のうちに摘み取ると大きな実を付けるようになります。その後、摘果(一枝一果にすること)の作業になります。たくさんならせると実が大きくならなかったり翌年実を付けなかったり(隔年結果)するなど様々な影響が出ます。地道な作業ですが怠れません。

隔年結果とは(世界大百科事典よりl)
 果樹で,果実がたくさんなる年と少ししかならない年とが交互に現れることをいい,果実数の多い年をなり年または表年,少ない年を不なり年または裏年という。不なり年は収量が低い。一方なり年も果実数は多いが,果実は小型で糖含量が低く,着色も悪い。そのため,隔年結果が起こると収益は著しく低下する。強風のために落葉したり極端な低温や乾燥に遭遇したりすると,翌年の花数が減って隔年結果となる場合もあるが,普通は,果実数が多いと花芽の形成が抑制されるという果樹の特性のために起こる。
           令和5年5月21日 記



           PH計の活用
         
 畑の土の状態を知るために、昨年からPH計を活用し科学的に検証しています。。柿(5.5~6.0)、栗(5.0~6.0)、梅(5.5~6.0)、ブドウ(6.5~7.0)を基準に管理します。数値が低いほど酸性に傾いていることになります。アルカリ性を強くにするためには石灰を使います。
 柿畑で計測した写真は5.6を指していますので、適切な数値を示しています。しかし、場所によって差異がありますので、何カ所か計り適正な数値に近付けます。良いものを作るために日々努力が欠かせません。
            令和5年5月20日 記



      葡萄の花切(花穂整形 かすいせいけい)
     
 葡萄の花切は、葡萄の最終段階をイメージして、花を小指の2節ぐらい(約3.5㎝)の大きさに切り詰める作業で、房の先端を使用します。花が一輪二輪咲いてから始めますが、今年は昨年より1週間日ほど早くなっています。約900房ありますので大変な作業です。向かって左側が作業前、右側が作業後です。
         令和5年5月19日 記



           葡萄の摘芯について
        
 葡萄の摘芯は、葡萄の成長を止め、房に栄養が行くようにする必須の作業です。やり方は様々ですが、房の先8枚の葉を残し摘芯します。副梢(8枚の葉から新たに発生する芽)は、2枚の葉を残します。その他の脇芽は、全て除去します。日々欠かせない作業です。
         令和5年5月17日 記
 



         柿の摘蕾始まる
            
 柿の摘蕾が始まりました。摘蕾は大きな実を収穫するために行う大切な作業です。一枝に5個~7個ぐらい付けた実を1個~2個にします。花の咲く前に蕾を取ってしまって、栄養を余分に使わせないようにして大きな果実にします。最終的に一枝に1個の柿をならせますが、葉が6枚以上なければ全て取り去ります。美味しくて大きな柿にするための作業です。
           令和5年4月27日 記



              柿の接ぎ木
            
             
次郎から太秋へ     
 柿の接ぎ木を行いました。柿は「次郎」に「太秋」を「禅師丸」に「太豊」をあわせて40本、接ぎました。「次郎」は受粉すると頭部が星形に割れてしまい売り物にならないので、それを避けるためです。全て芽が出るとはかぎりませんが、現状を打破するための作業です
           令和5年3月28日 記



             アライグマの足跡
            
 アライグマの足跡が、能面ギャラリー「至寶館」の犬走りにありました。アライグマの特徴は、二つの足跡が前後に付くのではなく、写真のように平行になります。先日は「至寶館」に入ろうとして柱を登った形跡がありました。幸い侵入できる場所がなく断念したようですが、悪の手がそこまで延びています。
           令和5年3月9日 記



               梅開く
            
       
         5年目の南高梅                
 4カ所に植えてある梅が満開を迎えつつあります。植えた時期が異なりますので成長の具合は様々ですが、それぞれの楽しみがあります。この畑の梅は一昨年から実を付け始めました。施肥、剪定、除草、防除など多くの仕事があります。
           令和5年3月8日 記



           ブドウのビニールハウス移設
            
 家の後ろにあったブドウのビニールハウスを移設しました。今まで野ざらしの状態でしたが、これで全てのブドウをビニールで覆うことが出来ました。ブドウにとって雨は大敵です。菌の胞子が広がり多くの病気(ベト病、黒星病など)を発生させます。また、雨でも摘粒やジベレリン処理などの作業が可能になります。
           令和5年3月1日 記



              ブドウの水揚げ
            
 2月20日(月)、ブドウ(ナガノパープル)の水揚げを確認しました。休眠期から活動期に入ったことを現わしています。先日、ブドウの芽傷処理(昨年伸びた枝に対して水揚げ10前に行う)を行いましたが、若干遅れてしまったようです。
           令和5年2月21日 記



          アライグマ対策の研修会に参加
            
 2月19日(日)、県南学習センターでアライグマ対策の研修会(県農政課主催)が行われました。1994年に県で初めてアライグマの存在が確認されて以来、爆発的に増えてきため、その対策事業の一環として行われたものです。アライグマの習性や増える要因などについて専門家の話を聞くことが出来大変参考になりました。
 毎年、柿畑が被害にあうため電気柵で防止していますが、一農家だけではなく地域で取り組まなければならないことが分かりました。食料の確保(放置された果樹園や収穫されない庭先の柿など)と安心安全な環境(空家など)の二つあってアライグマの個体が増えるということでした。行政と我々が協力して取り組まなければならない問題です。
           令和5年2月20日 記



           栗の仕立て方と剪定法
          
 栗の作り方は低樹高仕立て、長母枝法(ちょうぼしほう)による剪定を採用しています。栗は新梢の勢いが強く、油断をしていると11メートルを超える高さになってしまいます。これでは、剪定や収穫に大変な労力を費やすことになります。そこで、主枝や亜主枝を思い切って切り詰め、3メートルほどに保つ低樹高仕立てにし作業効率を高めています。また、昨年の結果枝と徒長枝を今年の結果母枝とする長母枝法剪定を行って、品質向上にも努めています。太陽が万遍なく当たらないと、実が小さくなったり枝が枯れ込んだりしてしまいます。この仕立て方だと、そのようなことも防げます。何事も奥が深いものです。
           令和5年2月17日 記



             柿「太秋」の棚作り
         
 柿「太秋」は枝が箒のように伸びるため、大きくなるとどうとうしても混雑してしまいます。そうすると実が葉や枝に当って傷が付いたり病気が蔓延したりしまいます。そこで、まだ小さい内に枝を誘引し適正な形にする必要があります。そのための柵の設置です。また、「太秋」は一果500グラム以上になるものもありますので、実を吊らなければなりません。柵があるとそれが容易に出来ます。良いものを作ろうとすると色々な努力が要求されます。
           令和5年2月16日 記
 

  

             ブドウの芽傷処理
     
 昨日、芽傷バサミを使って昨年伸びたブドウの主枝の芽傷処理を行いました。昨年伸びた枝をそのままにしておくと、ブドウの頂芽優勢(ちょうがゆうせい)により先端部分しか発芽しないことがあります。それを防ぐのが芽傷処理です。この処理を行うのはブドウの水揚げ(眠りから覚めて水を先端から出すこと)10日前ですが、天候によって差異があるので、よく分からないのが実態です。少し早かったように感じています。
           令和5年2月15日 記