荀子(じゅんし)   

          荀子

   我に諂諛(てんゆ)する者は吾が賊なり。

   【口語訳】
 耳に心地よい甘い言葉をもって近づいてくる者は、みな賊のようなものだ。

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※阿諛(あゆ)追従は、耳に心地よい。しかし、それは自分を見失い駄目にする。厳しい諌言(かんげん)より、おべっかや甘い言葉を発する者を引き上げたくなる。このことを特に人の上に立つ者は、自戒しなければならない。そうしなければ、組織は壊死する。
         平成28年8月7日 記



          荀子

   遇と不遇とは時なり。

   【口語訳】
 何をやっても調子よく進むことと何をやっても上手くいかいないことは、「時」を得るかどうかにかかっている。

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※不遇の時をどう過ごすかが、その後の自分を決定する。自分を卑下したり自己不信に陥ったりしないことだ。今やるべきことは何かを考え、それを実行することが肝要だ。孔子も「身を修め行いを端(ただし)くして、以(も)ってその時を俟(ま)て」と言っている。
         平成28年8月4日 記



          荀子

 我を非として当たる者は吾が師なり。我を是として当たる者は吾が友なり。

   【口語訳】
 自分の欠点を指摘してくれる人はみな、自分にとって先生である。自分の長所を指摘してくれる人はみな、自分にとって友達である。

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※確かに。
         平成28年6月4日 記



          荀子

 上学は神で聴き、中学は心で聴き、下学は耳で聴く。 
 
   【口語訳】
  最上の修学態度は精神を込めて聴き、中等のそれは心にとめて聴き、最悪のそれは耳に入れるだけである

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※見ようとしなければ見えないし、聴こうとしなければ聞こえない。何事も心の有り様が大切だ。
         平成28年6月3日 記



          荀子

  君子博く学びて日に己を参省すればすなはち智(ち)明らかにして行ひ過ちなし。

   【口語訳】
 君子は,幅広く学んで,日に三度反省するので智というものがはっきりして行動に誤りがない。

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※荀子は、紀元前313頃生まれた中国、戦国時代の思想家。
 己を見詰め、反省することのなんと難しいことか。やはり、日々に流されないことが肝要である。反省し課題を見付け、明日につなげたい。
         平成27年7月18日 記