現在作成中の能面

            能面「怪士(あやかし)」の完成
            
 能面「怪士」は、『船弁慶(ふなべんけい)』『碇潜(いかりかずき)』などのシテに使用される面である。また、平知盛などの武将の怨霊にも使われている。室町末期まで、「三日月」「怪士」「鷹」は同一の性格の面として扱われていたが、桃山期に入ると流儀意識を強調して、それぞれ違う面を用いるようになった。
            令和4年4月28日 記         


                 能面「三日月」の完成
        
        
下塗り             上塗り
 能面「三日月」は、『高砂』『養老』などの後シテに使用される面である。眼に金具(銅板を鍍金)を装着することによって、霊的な存在を表わしている。
            令和4年3月24日 記         


                  能面「黒髭」の完成
               
 「黒髭」は竜神の面である。 竜は水中に住み、雨を呼ぶ魔力をもった動物と古くから信じられていた。しゃくれた顎と力強い髭が特徴。『竹生島』『春日竜神』『大蛇』などに使用される。
            令和4年3月9日 記         


                  蔵の改築進む
         
 蔵の改築が少しずつ進んでいる。先日はコンクリートミキサーがきて内部にコンクリートを流し込んでいた。1枚目の写真は面打ち工房にテラスを作る作業をしているところである。葡萄の房を見ながらコーヒーでもと考えている。
            令和4年3月2日 記         


                能面「十六中将」の完成
           
 十六中将が完成した。この面は、『平家物語』に描かれている平敦盛のことである。当時16歳であった。敦盛の首をはねた熊谷次郎直実(くまがいのじろうなおざね)は,武者の鎧直垂を取って首を包もうして、錦の袋に入れてある笛を見付ける。それを源義経に見せたところ、その場にいる人は,皆,涙を流したという。後日,首をはねられた人物が敦盛と分かった直実は,武士の空しさを悟り,その後出家して敦盛の菩提(ぼだい)を弔(とむら)うことになる。
            令和4年2月1日 記         


                    能面の下塗り
   

 能面を作成する過程で最も大切なものは、下塗り(膠と胡粉を使用)である。これをいい加減にするといい加減な面しか出来ない。しかし、この下塗りは出来あがった面からは見えない。つまり、見えないものが大切なのである。見えないものをしっかりやる、これは人生の中で何事にも通ずることだ。
            令和4年1月25日 記         


                  能面「般若」の彩色
 

 平成29年3月18日に能面「般若」が完了したが、眼球に被せた金属の出来具合が悪く納得できなかったので、目の金具を改めて作り直して再度彩色した。再度彩色をするときは水で全てを落として、木の状態にしてやり直さなければならない。金属は、真鍮、銅(鍍金か金箔を貼る場合とある)を利用する。歯には金泥(純金の粉末を膠で溶いたもの)を塗っている。眼球に金属を被せたり歯に金泥を塗ったりすることは、その面が人間でないことを表わしている。「般若」は怨霊面に分類される。
            令和4年1月20日 記         


            能面「獅子口」の完成
            
 平成28年8月6日に打ち上がった能面「獅子口」を放置していたが、やっと重い腰を上げ完成することが出来た。4年以上も手つかずになっていたことに反省しきりである。
           令和4年1月17日 記



          能面「蝉丸(せみまる)」完成
            
 令和4年1月13日、「蝉丸」が完成した。「蝉丸」は帝の子でありながら、生まれつき盲目であったため、都と大津との境の乞食のたまり場に捨てられる。後に琵琶の名手となる。
           令和4年1月14日 記



                能面の材料を作る 
       
 畑の周りに植林した檜が大きくなり、果樹への陽当たりを邪魔するため、何本か切り倒した。かなり太い木だったたので、能面を作るための角材を9個取ることが出来た。斧、鉈、木槌、鋸、鉋などを駆使して直方体にしたが、かなり苦労した。機械化された時代に逆行するようなことだが、無駄と思われる時間も能面作成の過程だと考えれば、そこに楽しみがある。側面(上下の面)に木工用ボンドを塗り割れを防いでいる。乾燥するまでに4、5年かかるかもしれない。
           令和2年3月23日 記



             
 能面「小べし見」が、3年近くの歳月をもって完成に至った。能面はほとんど口を開けているが、この系統(長霊べし見、大べし見など)だけ口を閉じている。
           令和2年2月7日 記



            

 能面「童子」の塗り直し。以前作った作品が納得いかず、塗り直した。いつになったら得心のいく作品が作れるのであろうか。
           平成29年4月3日 記         


   

 能面「大癋見(おおべしみ)」の完成。最も大きな面である。目に金具も入った。金具がついているということは人間ではなく、神、想像上の動物、魔物などを表している。この面は「天狗」である。
           平成29年3月11日 記
         


         

 能面「童子」の完成。通常の少年ではなく、永遠の若さを象徴する神仙の化現(けげん)である。
           平成28年12月2日 記         


  

 能面「邯鄲男(かんたんおとこ)」の完成。「邯鄲男」は、故事成語の「邯鄲の夢」「一炊(いっすい)の夢」になったものだ。唐の廬正(ろせい)が、道士の枕を借りて栄華を極める夢を見るが、目覚めてみるとまだ黄粱(こうりゃん)が炊けていないほどの短時間であった。立身出世を夢見た自分を恥ずかしく思い、人生の儚さを感じて故郷に帰るという逸話である。能に「邯鄲」がある。
           平成28年12月1日 記
         


            

 能面「獅子口(ししぐち)」を打ち終わった。ケガや病気で中断を余儀なくされ、かなりの時間を費やした。この後、裏面を漆で塗り、下塗り上塗りと続く。この面(おもて)は、上塗りの際、金泥(純金の粉)を使用する。イギリスのEU離脱決定に伴い株価が乱高下し、金価格が高騰している。それに呼応するように金泥の価格も上がっている。こんなところにも世界経済の余波がある。ちなみに金泥の価格は、0.4gで5000円ほど。この面では、2袋使用する。
           平成28年8月6日 記
         


           

 能面「顰(しかみ)」が完成した。納得いかないなあ。
           平成28年3月27日 記
         

    
            

 能面「万眉(まんび)」が完成した。これは、桐で打った。「万眉」の解説は、女面に記載されている。
             平成27年5月23日 記

  
                    

 能面「節木増(ふしきぞう)」が完成した。写真より実際に見たほうがいい感じだ。
            平成27年5月22日 記
  
                   
             

 能面「増女(ぞうおんな)」が完成した。魅惑的な女面だ。
            平成27年5月20日 記
  
                   
         

 能面「小面(こおもて)」が完成した。
            平成27年5月18日 記
  

            

 能面「小面」が、完成した。しばらく手を休めていましたが、ようやく完成した。
            平成27年5月10日 記
  
                   
      

 能面「大飛出(おおとびで」が、完成した。能面紹介(鬼神面)にも色々載っている。
            平成27年3月20日 記
  
                   
               

 能面「生成(なまなり)」が、やっと完成した。記録に「是は般若に今少し足らぬ所の面なり。角短きゆゑ生成と名付也。」とある。生成は、上半分を欠いた金具の眼や金泥を施した上下の歯列をもち大きく開かれた口、そして小さな牙など普通の怨霊の面とあまり変わらない。般若にはなかった赤い舌も見え、それだけに鼻柱は短く扁平でどっしりしている。
           平成26年11月5日 記
                                        

     
  能面「釣眼(つりまなこ)」の上塗りが済み、完成した。金泥(金を粉にしたものを膠にとかした液体)を顔全体に塗っている。
            平成26年4月27日記